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        バセドー氏病

= バセドー氏病(甲状腺機能亢進症)

甲状腺のホルモンは生きていくにはなくてはならないものです。普通、このホルモンの値は、増えすぎると出なくなるように、減ると出るように、身体で制御されているのです。

この制御がきかなくなり、ホルモンが出すぎる病気がバセドー氏病です。

慢性甲状腺炎でお話したように、甲状腺ホルモンは身体を活発にする時につかうホルモンなので、ホルモンが出過ぎると、身体は運動をしているような状態になります。

食欲は活発になりますが、食べてもやせてきます。以前、中国のやせ薬に甲状腺ホルモンが入っていることがわかって問題になりましたが、バセドー氏病の人はやせる傾向があります。脈は速くなり、体温も高くなってきます。汗もかくようになります。

精神的には高揚してきます。人によっては、眼球が少し突出してきます。

バセドー氏病は抑える薬があります。すこしづつ減量していきますが、再発する人もいます。

何度も再発する人や薬で制御できない人は、放射線のついたヨードの薬を飲みます。

甲状腺癌の肺転移のところで話ますが、バセドー氏病の場合、その放射線の量の少ない薬です。この治療は何処でもできるわけではなくて、放射線の隔離病室を持った病院で治療しなければなりません。放射線の量は急激に減っていきますので、数日で隔離病棟を出て、退院できます。

手術的に甲状腺を小さくすることもあります。バセドー氏病の手術は難しいので、甲状腺のことを熟知した医者が行う必要があります。