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        滲出性中耳炎の治療


子供は大人に比べて滲出性中耳炎が多い話をしましたが、治療はどうするのでしょう。
大人の場合は、風邪をひいたりして、一時的に中耳に水が溜まっていることが多いので、鼓膜を麻酔して、小さな穴を開けて水を抜きます。

子供の場合は、前述したように、耳管の働きが悪いので、水を抜いても、鼓膜の穴はすぐにふさがり、水はすぐに溜まってきます。ですから、水を抜くことはほとんどしません。

マクロライドと言う抗生物質を、副作用のでないよう、極少量、長期間、飲むと良い,と言われています。
それでも滲出性中耳炎を繰り返すようなら、鼓膜に小さな管を入れっぱなしにしておくことがあります。
その管を通して、中耳に空気を入れるのです。チューブは数年したら自然に抜けます。
その時に耳管機能が発達していたら、水は、もう溜まりません。
水が再び溜まるようなら、管を再び入れることがあります。

成長に伴って、水も溜まらなくなってきます。
私の息子もひどい滲出性中耳炎でしたが、今は全く問題ありません。
滲出性中耳炎は、きちんと治療すれば、将来、難聴を残すことはありません。
そうでないと、鼓膜と中耳の壁が癒着したり、と、大変なことになります。