たかはし耳鼻科クリニックHP

  小児性副鼻腔炎・急性副鼻腔炎(蓄膿症)慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

顔面の骨の中には、鼻腔とつながっている空洞があります。
普通は鼻腔とつながっていますので空気が入っていますが、ここに風邪などで増えた細菌が入りますと、いわゆる“黄色い鼻汁、青鼻”というドロ〜とした鼻水がでてきます。
鼻汁のくさい匂いを患者さんが感じることがあります。

これがのどに流れ込むと咳きが出てきます。
“痰のからんだような咳”と、患者さんは表現しますが、痰ではなく鼻汁です。

鼻汁とともに、副鼻腔の重苦しい痛みを感じることがあります。
これらが急性副鼻腔の症状です。
子供は発育途上ですが、小さいながらも副鼻腔ができていますので、小児副鼻腔炎と分けています。
小児副鼻腔炎が必ずしも、大人になっても鼻が悪くて、慢性副鼻腔炎に移行するわけでもないので、ご安心ください。

 体質的に、いつも鼻が悪くて、ドロ〜とした鼻水がでるのが慢性副鼻腔炎です。
鼻の悪い状態が続いていますと、理由はわかっていませんが、鼻腔にポリープ(鼻たけ)ができることがあります。
大腸ポリープと異なり、鼻のポリープは癌化はしません。

先ほど話したように、長く副鼻腔炎を持っていると、鼻汁がノドに下がるので、気管支が悪くなります。
私は以前、老人だけの病院に勤めていたことがありますが、そこでは慢性気管支炎で長らく咳きが続いているご老人を調べてみると、副鼻腔炎を持っている患者さんが高率でした。

治療は薬物療法です。滲出性中耳炎でお話したようなマクロライド系の薬の少量長期投与が効果があります。

小児副鼻腔炎や急性副鼻腔炎は手術することはありませんが、慢性副鼻腔炎は手術をすることがあります。